『図南の翼』小野不由美
『図南の翼』小野不由美
『フェルマーの最終定理』サイモン・シン
すごかった
ちんぷんかんぷんな部分もあったけど、難しすぎる謎に挑み続ける人達のドラマが最高に面白かった
ワイルズの証明の背景に、それまでの天才たちの研究があって、数々の予想や定理を繋げて繋げて証明に至ったわけで……すごいなぁ
語彙力ないけど!感動した
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼
個人的には好きではないけど、絶賛してる人の言ってることもわからんではないな、って印象
登場人物たちが気持ち悪くて読むのがしんどかった
「侍さんや忍者さんはいないんですか〜?」みたいなこと言ってた所でぶん投げそうになった
終盤のキャラ変でちょっとホッとした
キャラ変後も好きではないけど
確かに伏線めっちゃ張られてるし、途中の推理(特に2話目)無理あるだろとは思ってたけど、そういう方向に裏切られるとは思ってなかった
私はミステリ読むときもあんまり推理はしなくて犯人コイツかな〜ってぼんやり考えながら読むくらいだから、最終話は素直に感心してしまった
でも読者に分かりようのない前提条件をひっくり返すのはちょっとフェアじゃないなと思った
あのぶりっ子演技から見破れって言うのはムリがあるし…そもそも小説でそういうキャラクターとしか思わないし、他の人物もそんなに現実的とは思えないし
好きな人は好きだと思う。私に合わなかっただけ
続編はたぶん読まないだろうな…
『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』ROLAND
思ってた数倍面白かった
自信とかプライドを正しく持っている人なんだと思った
こうなりたい!……とは思わないけど、こんな生き方・考え方できたら人生楽しいだろうなと思う
続編もそのうち読みたい
でも一箇所気になったのが、あれだけ美を追求しているのに字は汚くてもいいんだってこと
電子特典見る限りそこまで汚いとは思わなかったけど、そこは努力しないんだ……って思ってそこでちょっと冷めちゃった
ちょっとだけね
『ドゥームズデイ・ブック』コニー・ウィリス 訳:大森望
再読。15年ぶりくらい
初めて読んだウィリス作品。高校生のとき
めちゃくちゃ長くて序盤は中々進まないんだけど、中盤からは一気に読み進めてしまった
そんなに読んでるわけではないけど、ウィリス作品はいつもそんな感じ。クロストークとかも
私がコニー・ウィリスを好きになれたのは最初にこれを読んだからだと思う
「メアリ大叔母さんだよ」
このコリンの台詞が最初に読んだときからずっと頭に残ってた。10数年経ってもこの一文だけは忘れられない。それくらい衝撃だった
後半のキヴリン側の展開はとにかく辛くて悲しい
アグネスもロズムンドもローシュも可哀想すぎてつらい
ローシュ神父が本当に聖人すぎる
あんまり感情移入しないほうだけど、この本は感情移入しすぎてしんどい
大好きです
シリーズ続きももちろん読むけど、めちゃくちゃしんどいので軽く読めそうな何かを挟む
疲れた!